「フィルムカメラ×ファーストセッション」開催しました9/10
前回の36枚縛りの撮影会でフィルム写真に興味がわいた方が多く、初のフィルムが議題の研究室でした。フィルムは今またブームになっていますが、どんどん良い銘柄のフィルムが消えたり、品質が悪くなったりして、淘汰されつつある文化でもあります。
まずは参加者集合してフィルム各社や撮影についての講義。
桐島が撮影で得た知識をお話ししました。フィルム写真は35mmから初めて今日まで15年くらいしか撮影していないのですが、その中で感じたこと、自分がやってきたことをお話ししました。
フィルムカメラは今、とても安価で手に入ります。もちろん高いカメラもありますが。
始めるには最後の砦みたいな感じもあるので、気になっているなら始めたほうがいいです。使いたいフィルムも良い現像をしてくれる場所も、どんどん減っているからです。
桐島、本日のカメラはNikonu2くん。今年3月に手に入れた子です。 初めて使った一眼レフがNikonuで、その弟分を懐かしくて使っています。レンズはD610でも使ってるVoigtländer58mm。 Nikonu→NikonF80s→NikonF100→SX-70→HOLGA→TEXER→PentaconSix→Nikonu2です。戻ってきました。笑
さくまくんと参加者のtossyが使っているのがNikonF80s。F80sはほんとにおすすめカメラ。撮影データがコマ間に記録される軽くて性能がいい子なんです。
Rieさんが使っているのが桐島と同じPentaconSix。この研究室に参加するために購入したそう。
これからが楽しみですね。
honpippiさんのCONTAXさん不調のため、、、 新たな相棒はYASHICAさん。真っ赤な皮がおしゃれですが、すんごくお手軽価格でびっくり。。
(あれ?この子レンズフィルターついてます??笑)
chisaさまの相棒は昔からのおつきあい!もう一回一緒に旅をしよう!とMINORUTAのパノラマ付きズームちゃん。 昔はピースした写真しか撮らなかったけど今は何が撮れるのかと思って。と。
マキちゃんはおなじみになってきたマミヤさん。蛇腹の愛しい君です。
今はデジタルカメラが主流だからこそ、フィルムの楽しみ方は多様化していると思います。 今日の研究室ではまず「とっかかり」としてのフィルムを、何ができて、どういうものなのか?を感じてもらえたらと思います。
フィルムカメラを楽しむなら、信頼出来るラボにネガ現像をお願いして雰囲気よく仕上げてもらえばとても良い仕上がりになります。その場合は露出は普通であればなんでもいいです。 フィルムカメラを真面目にやるならネガではなくポジフィルムを10本でも撮影すれば、ものすごく勉強になります。誰の補正も入らない結果が自分に返ってくるからです。 どっちがいいのか?は、撮影者が決めること。 フィルム写真という「手段」がなくならないことが一番嬉しいです。
でも、デジタルをいくらやるよりも、ポジをがつん、とやると、断然上手くなります。笑 ネガがうまくなったらポジ、と思っているうちにフィルムはなくなったりしますから。
桐島も35mmがもっと上手くなったらSX-70(ポラロイド一眼レフ)と思って数年待って購入したら、その数年後にフィルムが廃盤になり撮影自体できなくなりました。 いつか、うまくなったら、機会があったら、時間があったら、お金ができたら。
フィルムでもなんでも、そう思っているうちに時間は過ぎてゆくし、機会は失われると思います。
限りある時間とフィルム。ぜひ、真面目に楽しく撮影していただければと思います。
今回も現像はフォトカノンさんにお願いしました。 桐島のフィルムは全てこちらでお願いしています。とても信頼出来るお店です。 桐島寫眞表現研究室、ご参加いただきありがとうございました!