5/21「写真と色について」開室しました
- 室長 桐島ナオ
- 2016年5月27日
- 読了時間: 3分

<photograph by Akimi Sakuma / Develop by Nao Kirisima> ※千葉研究室はソファスタイル。のんびりお寛ぎください。。
第2回研究室は場所を移して、千葉県の桐島のアトリエでの開催でした。
今回のテーマは「色」。色彩が研究テーマです。

<photograph / Develop by Nao Kirisima> ※寫眞の色ついて語るアシスタントさくま
まずは室長、参加者の皆様に自分の研究希望写真をプレゼンして頂きます。
どのような想いがあり、何を思い、どうしたい、どうしたかったのか。
不思議としゃべっているうちに想いが紡がれたり、他の研究生のプレゼンを聞いてひらめくことが多いです。

<photograph / Develop by Nao Kirisima>
自分が感じている「漠然とした感覚」を言葉にする、という行為はあまりにも少ないのだと感じます。
なんとなく、という共感覚表現で「クオリア」という言葉がありますが漠然としたものではなく、明確な自分の言葉を口にすること。
その行為は頭の中にある形がないものをそのまま言葉にするというものではないと思います。
頭の中にある形も言葉もない「思考」そのもの自体は、形にも言葉にも出来ないからこそ、「表現」になると思うのです。
だからこそ、想いや感情、記憶のような何とも言い尽くしがたい「クオリア」が表現に、どろりと融けてくるのだと思います。

<photograph / Develop by Nao Kirisima>
ただ、既に形になっている自分の「写真」を再分析することは、とても意味がある行為であると感じています。
頭の中から引きずり出したその「何とも言い尽くしがたい何か」は手に取って、目に見えるものになってここにあるのです。
自分自身の感覚を、手に取ってみることができる。というのは、とても面白いと思います。

<photograph / Develop by Nao Kirisima>
今回は「写真の色彩を元に塗り絵をする」というワークショップも併せて開催しました。
写真に写った色彩は、人間の目にのみ見える世界を機械にトレースさせた世界です。
「色」だけに着目すると平面的な構成になってしまうと感じました。写真とはあくまで光と影で描く立体世界の記録です。

<photograph / Develop by Nao Kirisima> それぞれの寫眞から得た色を真っ白な紙に落とし込んでゆくと同じ塗り絵が自分色に。
しかし自分の撮影した写真から色を抽出して、再構築するという「写真からの塗り絵」は思いのほかみなさんに楽しんでいただけたようで良かったです。桐島もとても楽しかったです。

<photograph / Develop by Nao Kirisima> フランスヌガーはふわふわ。ベリー味とキャラメル味。
本日のお茶会時間はゆっくり、台湾スイーツとフレンチヌガーで頂きました。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

<photograph by Akimi Sakuma / Develop by Nao Kirisima> ※お茶タイム以外はお邪魔します。塗り絵の時はずっと室長の膝の上にいました。
アトリエ教室は猫のレオンももれなく参加しますので、予めご了承ください。。。。
次回開室は6月12日(日)東京研究室です。東向島の書斎でお待ちしております。
お申し込みは上のメニューからどうぞ。
また、7月以降の研究室予定と研究テーマを更新しておりますので、「研究室開室日」からご覧ください。
皆さまにお会いできますことを心よりお待ちしております。
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