top of page

「36枚しか撮影できない撮影会」7/23開室しました

デジタルカメラならではの「撮影しながら修正する」とう手法ではなく、今回は初心に戻って「1日の撮影のうち、36枚しかシャッターを押せない」という縛りを設けての撮影がメインの研究室。

撮影場所は魅力的な被写体が多い「国立科学博物館」。

36枚は多いでしょうか?少ないでしょうか?

普段撮影する枚数というのは人によって違いますし、被写体によっても違いますが。 2時間の間に36枚しかシャッターを押せない(ミスショットも含みます)というのはデジタルカメラにしては少ないと感じる人の方が最初は多く…「うわー。すぐ終わったらどうしよう!」と言う声も。

ボランティアの方の説明を聞いて撮影した昔の時計。 なるほどなるほど!と思いながら聞いて、それについて思いを寄せてみました。

時計の周りに時間が漂うような、見えるような見えないような、間と光。

お話を聞いてなかったらこの写真は撮らなかったと思います。

撮影スタイルは本当にひとそれぞれなのですが、今回は36枚全てを提出(シャッターを押しただけ全て)ということもあり、個人差がすごく出て面白かったです。

36枚全部違うもの、を出す人もあり。何枚か同じ被写体で攻める人あり。

心象的な写真ほど、枚数を重ねないと撮影しにくいスタイルの方が多いように感じます。

それは自分が撮った写真を「モニターで見て」心を重ねていくからでしょうか。

実際にはモニターではなく被写体に心を重ねていくことが撮影であると桐島は思うので、カメラとの対話ではなく被写体との対話になるといいなと感じます。

いいな、と思った瞬間が一瞬で収められる時もありますし、そうではない事もあると思います。

36枚というのは少ないようで意外と多く(撮りきれない人が何人もいました)、撮る、撮らないの決断が重かったようです。

デジタルカメラになって、全てを思い通りに近い状態に追い込める事はとても大切な事のように感じます。(実際細部に注意を払う事は重要だと思います) ただ、その事だけに心が囚われてしまわないように。被写体に心が奪われてシャッターを押してしまうような衝動はとても大切です。(それが36枚だとしても)

自分が残したいもの、何を撮りたいか、どうしたいのか。

それぞれにヒントが生まれたのではないでしょうか。

もちろん、答えは人それぞれです。

被写体への向き合い方、シャッターを押す心の置き方、それぞれのスタイルがあります。

そのスタイルを見つけることが「自分の写真」だと思います。

今回はレビュー会もあり、スイーツを食べつつ盛り上がりましたね。 ご参加いただきありがとうございました!ぜひこれからも撮影を楽しんでください。 次回は9月10日(日)「フィルム写真について、改めて今。」です。 フィルム写真をやっている方、やってみたい方、興味がある方、もっと知りたい方。 フィルムカメラについて、フィルム写真について。お話しをして、実際に撮影をします。 詳細告知はのちほど。。。


TOPIC
最新のお知らせ
Archive
Search By Tags
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page