10/23 「撮り始めた頃の写真について」開室しました
東京曳舟書斎にて開催致しました。今回も遠方からお越しいただき本当にありがとうございます。
研究テーマは「撮り始めた頃の写真について」ということで、研究生のみなさま桐島もさくまも、数年前から数十年前から様々な写真を持ち寄ってあれこれ議論をしました。
とりわけ「写真」は『想いを込めてシャッターを押したか、そうでないか』に分かれるのではないかという意見が多かったのが印象的です。
アシスタントさくまの写真は小学生の頃撮った「写ルンです」の写真。
これがまた、みなさんびっくりなポストカードのような美しいドイツやスペインの町並み!
かと思えば一生懸命撮った1枚だけど今見ると何もこもってなかった、とか。
何もわからないでシャターを押したけど、今でもとても良い写真に思える、とか。
「証拠写真」ではなく「記念写真」なら大切な思い出。
セレクトの仕方やちょっとしたことにも個性がでますよね。
東京研究室の時は桐島の昔の写真を飾っているのですが、15年前のデジカメで撮った写真を展示してみました。
当時10万円で買った400万画素のデジカメ、FinePix。とっても大切な写真です。
残したいと思うもの、忘れたくないと思うもの、変わってゆくもの、変わらないもの。
人それぞれいろんな形があるけれど。
こうして時間が経っても誇らしげに其処に存在してくれて、自分以外の人に感動を与えるものって、なかなかないと思うのです。
初めてカメラを持ったような懐かしい気持ちを思い出した研究室でした。
これからの自分が何をしたいのか、どういう写真を撮りたいかのヒントにもなったかもしれませんね。
みなさま、ご参加ありがとうございました!
おまけ。
曳舟書斎店主へモロッコ土産。怪しげな持ち手。ミントティーポットにはこいつが必要なんですってよ。ぜひ使ってください。笑