12/23 「組写真について」開室しました!
初のワークショップ的試みを開始してみました。
写真表現の中でもなかなか学ぶことが少ない「組写真」についての研究です。
組写真については何回か開催したいと思っています。今回は初めての開催なので室長講義を多めにとりつつ、まずは持参した組写真のプレゼンから。
<photograph by Nao Kirisima / Develop by Nao Kirisima>
今回は3枚1組の組写真。組写真自体に枚数の制約はありませんが、2枚や4枚より3枚の方が最初は組みやすいです。5枚6枚だと説明的になってきてしまう。
3枚1組で並べやすい無印良品のアルバムを買って組みました。表紙にタイトルを入れられるのもいいですね。
<photograph by Akimi Sakuma / Develop by Nao Kirisima>
ひとりひとり、自分の作品についてプレゼンをしてゆきます。
猫がそれを聞いていたり、いなかったり。。。
<photograph by Nao Kirisima / Develop by Nao Kirisima>
そして、持参した組写真のお披露目が終わったら一旦休憩!
本日はクリスマス前なのでスペシャルに神戸フロインドリーブのシュトーレンをお取り寄せしてみました。MakikoさんとChieさんからもとっても美味しいお菓子を頂き素敵な時間に…!!
紅茶はマリアージュフレールのマルコポーロ。
<photograph by Nao Kirisima / Develop by Nao Kirisima>
シュトーレンはとても一人で食べきれないし、みんなでワイワイ集まる機会に是非にと。
勢いでポチってよかったです。(通販しました。笑)
本来はクリスマスまで毎日少しづつ薄く切って食べるドイツのお菓子です*
とーーっても美味しかったです。
<photograph by Akimi Sakuma / Develop by Nao Kirisima>
すっかり和んだところで持参した複数枚の組写真の新規組み。
みんなの話を聞いて、自分なりの解釈をして、もう一度組んでみます。
その前に、桐島の組写真のメソッドを紹介。今まで撮影してきた数十年分の写真のお気に入りを常にフォルダ管理しています。
その中の画面の中での組み方など。
<photograph by Akimi Sakuma / Develop by Nao Kirisima>
みんな真剣に見入っています。
組写真のやり方にセオリーはないのですが、1枚では表現できないことを複数枚の写真たちなら伝えることができる。それは3つの力のバランスでもあって、物語のようでもある。
「教室」ではないので、あくまで一つのやり方の提案として。
これが正解ではないけれど、こういう方法が自分は組みやすいですよ、というお話し。
ディスカッションも「指導」や「指摘」ではなく「思ったこと」を伝えるようにしています。
<photograph by Akimi Sakuma / Develop by Nao Kirisima>
最後は持参した写真でもう一度組写真を生み出してみました。
今まで気づかなかった物語が生まれたり、お隣さんの写真がパズルのひとつだったりして。笑
自分が撮りたかったものや、自分自身のテーマ、好きなものに改めて気づくにも繋がります。
そして、これからの写真生活で撮りたいものや探したいものが見つかった人も。
桐島寫眞表現研究室は、地味な活動ではありますが、寫眞を「表現」として自分自身を表す芸術に昇華してゆけるようなお手伝いが出来たら幸せだと思っています。
それは「何が撮りたいかわからない」ことだったり、「新しい発見を見つける」ことだったり。
撮影するだけでは見つける事ができない、「見つめる時間」が何よりも次のステップであり、研究室へ参加を決め、自分が撮影した写真を見直す時間が何よりも自分の糧になると。
そんな風に思っています。
2016年4月から開室した研究室、本年度分を無事に終了しました。
参加して下さったみなさま、心よりありがとうございます。
来年度も毎月研究テーマを変えて開室しますので、気にかかるものがありましたらお気軽にお越しください。
来年度1月は初の撮影会つきの開室です!